誰もいない地下鉄。
迷い込んだのはいつだったか...
誰もいない列車。
それを乗り継いでも乗り継いでも
見つからない出口。
迷路のような果てしない蟻の道を
誰かを探しながら歩く。
果てしない流れで顔も名前も思い出せないが
誰かを探していた。
赤いライン入りの列車は
行ってはいけない場所へ誘う様に
扉を開けて俺を誘う。
「ドンッ」
ためらった背中を前のめりに押し出されて
閉まりかけた列車に駆け込んだ。
走り出す列車から見たのは
見知らぬ男。
列車の中で一人
俺はひどい頭痛に襲われた。
見知らぬ男ではない。
記憶を阻む痛みの中で
見知らぬ男の顔がチラついた。
また、振り出しに戻される。
記憶は何処に
俺は何処に
君は何処に
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タイトル:イーキノックス